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感想・書評『春風ぞ吹く 代書屋五郎太参る・宇江佐真理・著』ネタバレ注意「村椿五郎太」25歳が主人公です(レビュー)。 #読書

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「春風ぞ吹く 代書屋五郎太参る」 宇江佐真理・著

「村椿五郎太」25歳が主人公です。うだつの上がらない「小普請」の身の上です。「お役」がないので、貧乏に追われています。
何とか「学問吟味」に合格して、「お役」に付きたいのですが、「代書屋」のアルバイトに忙しい身の上です。
このままではイカンと思いつつ、なかなか勉強に身が入りません。「代書屋」に持ち込まれるいろいろな出来事を解決しつつ、日は過ぎていきます。
幼馴染と一緒になるためには、どうしても試験に合格しなければならないところへ追い込まれます。時間はかかりましたが、めでたく試験に合格することができ、幼馴染と一緒になれることになります。
そこまでの間に、恩師の昔の恋の話やら、「代書屋」のアルバイトで出会う事件などで、勉強だけではない、人生での成長も学ぶことになります。
江戸時代の話ではありますが、青年の成長の物語として、現代と変わらない生きていくための根幹を学ぶことのできる小説でもあります。
青年を暖かく見つめる著者の思いが伝わってきます。「宇江佐真理」の小説はどれも暖かい読後感が漂います。