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感想・書評『井上芳雄 35 on the way to…』ネタバレ注意「35歳の年に出版された、オフィシャルブック第2弾です」(レビュー)。 #読書

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「井上芳雄 35 on the way to…」 井上芳雄・責任編集

ミュージカル俳優の井上芳雄さんが35歳の年に出版された、オフィシャルブック第2弾です。
まず表紙の写真がものすごくかっこよく、オーラのある人だなぁと見入ってしまいました。写真もたくさん収められていて、ファンにはたまらない内容ではないでしょうか。私のように最近井上さんの存在を知った人でも、この一冊でこれまでのおおよその活動がよく分かるようになっています。
山口祐一郎さんとの対談を興味深く読みました。井上さんのようなルートでミュージカルの道を進んできた人はこれまでいないそうで、どんな分野でも前例のないところを歩むのはさぞや大変だろうなと思いました。
また、声優の坂本真綾さんとの同い年対談も面白かったです。人一倍悔しがりだという坂本さんに対して、井上さんはいつも常温だ、というユニークな表現がとても印象に残りました。舞台に立っている時の目の輝きが本当に素敵な井上さんですが、ナルシストさが全くなく極めて冷静に周囲を見ているところが魅力的な人だなぁと感じました。