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感想・書評『櫻子さんの足下には死体が埋まっている「ジュリエットの告白・著者:太田紫織』ネタバレ注意「リーズ第11段にあたる今作ですが、ドラマがだいぶ脚色されていて」(レビュー)。 #読書

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櫻子さんの足下には死体が埋まっている「ジュリエットの告白」【著者:太田紫織】

櫻子さんの足元には死体が埋まっているシリーズ第11段にあたる今作ですが、ドラマがだいぶ脚色されていて、口当たりが悪かったため、待ち望んでいた新作でした。
私自身、第1作が発売された時に、表紙をジャケ買いしたのが始まりでした。今ではすっかりはまっているのです。
今回の話は、離れて暮らす主人公の兄から、突然旅行に行こうと誘われる所から始まります。
正直、主人公に兄がいたことをすっかり忘れていた私ですが、急な誘いに主人公の正太郎とともに、ハラハラしました。
そして、紆余曲折経て、なぜか櫻子さんもその旅に同行することになるのですが、櫻子さんと正太郎が揃うと、どうしても出くわす人骨。
今回は骨標本の展示の中に本物の人骨を発見してしまいます。
いつも、なんでこんな所にと思ってしまいます。その、人骨についての背景を追い、真相が明かされる中で感じる、切なさが今回の作品でも描かれていました。
また、兄が弟を旅行に誘った本当の理由も家族愛を感じさせられほっこりしてしまいました。
そして、兄弟そろって食いしん坊なところは、似ているなとお母さん気分で見てしまいました。
今作は、前半は3分の2くらいで完結し、次の巻に続く話が3分の1程度描かれ、櫻子さんシリーズでは珍しく、次巻へ続くという形をとっています。
この話では、以前の事件でかかわりを持った、お子さんが誘拐されてしまっています。
早く続きが読みたい。子どもが巻き込まれてしまう話は、心が痛いです。すでに発売しているみたいですが、まだ手に入れられていません。
この誘拐に、正太郎の友人である鴻上百合子も関わらされていることからも不安を募らせています。