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感想・書評『誰でもよかった:五十嵐貴久・著』ネタバレ注意「秋葉原無差別殺傷事件を題材にした小説です」(レビュー)。 #読書

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「誰でもよかった」 五十嵐貴久・著

「秋葉原無差別殺傷事件」を題材にした、小説です。
渋谷駅前のスクランブル交差点を、事件現場に設定しています。インターネットの掲示板に「これから人を殺します」と、書き込み、軽トラックで、スクランブル交差点に突っ込み、人を撥ね、倒れた人をナイフで刺していきます。
息詰まる殺人描写で、実際に起こった事件を思い出してしまいます。
犯人は小さな喫茶店に、人質を取って立てこもります。これ以降の警察と立てこもり犯人とのやり取りが、細かく描写されますが、いかにもありそうな、本当にこんな感じなのだろうなと思わせるやり取りです。
緊迫したやり取りが続き、読んでいてつらくなります。
インターネットの掲示板に書き込まれた犯人の言葉から、どんどん書き込みが増えていく様子も、描かれています。
本当なのか?の書き込みから、同情するような書き込みまでの流れが、描かれます。
物語の終わりは、突然です。え!そんな~・・納得の行かない終わり方ではありますが、ホッとしました。現実はこんなものでしょう。
すべてに納得のいく説明など、出来ないに決まっています。