現代人必読の経済小説:『現代語訳西鶴 日本永代蔵』(暉峻康隆)
現代人が生きていく上で欠かせないお金。誰しもお金を稼ぎたいという思いを抱いていると思います。そんな人におすすめなのが『現代語訳西鶴 日本永代蔵』です。井原西鶴が書いた『日本永代蔵』には不況の中でお金を貯めた成功譚とお金を貯め損ねた失敗譚がいくつも収められています。
「古文に書かれた富豪の物語なんて、現代には通用しない」と思われがちですが、『日本永代蔵』に収められた三井家の呉服屋の物語は現代にまで語り継がれています。『日本永代蔵』の内容は現代人にも通用するのです。本書は『日本永代蔵』を西鶴研究の第一人者が現代語訳したもので、誰でも『日本永代蔵』を読むことができます。『日本永代蔵』で成功する人は何をしたのか、逆に失敗する人は何をしたのか。これを知ればお金に困らない生活ができるようになるでしょう。まさに一般市民にとっての古典です。お金に振り回されがちな現代人にこそ、『現代語訳西鶴 日本永代蔵』は読んで欲しいと思います。