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感想・書評『安達正勝・死刑執行人サンソン 国王ルイ16世の首を刎ねた男』ネタバレ注意「グロい描写もあるので苦手な人は注意です」(レビュー)。 #読書

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安達正勝『死刑執行人サンソン 国王ルイ16世の首を刎ねた男』 ちょっとグロかった

王政フランス末期に死刑執行人を務めていた男、サンソンの話。某ゲームにサンソンをキャラ化したものが登場しているのでそれをきっかけに読んでみました。
ちょっとグロい描写もあるので苦手な人は注意です。とはいえ、本題はそこではないのですが。
興味深いのがサンソンの教養の深さで、行動も理にかなっていて、何か不満があれば理論立ててきちんと抗議する。そういう知的な男性だったのが面白いです。
貴族と同等の権利を与えられながら、人々から差別される。死刑執行人たちの葛藤はいかばかりだったでしょうか。
死刑執行人の目を通して、当時のフランスを見るのも面白かったです。激動の時代に、サンソンが何を考えどう行動したかがわかって楽しかったです。
血塗られた歴史ではありますが、そこには優しく教養のある人もいたのだ、ということがわかる、歴史新書でした。気軽にサクサク読めるので、あまり歴史に詳しくない人にも読み易いのではないかと思います。