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感想・書評『池井戸潤:民王』ネタバレ注意「総理大臣と息子の心と身体が入れ替わるという普段ではありえない状況の物語」(レビュー)。 #読書

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池井戸潤「民王」をようやく読んでみた

池井戸潤氏の小説「民王」
去年ドラマ化された作品で、私自身も見ていた(というかハマッた)作品です。
ようやく最近時間が取れたので一気に読んでみました。

半沢直樹や下町ロケットなどもドラマ化されている池井戸氏の小説ですが
今回の作品もドラマを先に見ていた分だけさらっと読めました。
ドラマを見ていない方でも「総理大臣と息子の心と身体が入れ替わる」という普段ではありえない状況の物語はどんどんと読み進めたくなっていくことだと思います。

池井戸氏の小説には、ストーリーの中に読者に伝えたいメッセージが隠されていることがとても多いです。
今回の民王も、物語が進んでいくにつれてそんなメッセージがとても伝わってきました。

政治のことが何も分からない息子が、今の政治に対して率直にものを申すシーン。
息子を軽蔑していた父親が、息子が本当に考えていたことやりたかったことを垣間見て認めるシーン。
どれもとても心に響くものがあります。
大学生、社会人の息子さんを持つ親御さんにはぜひ一読いただきたいです。
また、総理大臣が主人公なので、今の政治家のみなさんにも、移動中の暇つぶしなどにぜひ一読いただきたい作品になっています。