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感想・書評『村上春樹 翻訳ほとんど全仕事』ネタバレ注意「翻訳作品がカラーでカタログのように紹介」(レビュー)。 #読書

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「村上春樹 翻訳ほとんど全仕事」 村上春樹・著

まず表紙の美しさに惹かれ、フラフラと引き寄せられるようにジャケ買いしてしまった一冊です。
村上春樹さんの著作は5冊程度しかまだ読破しておらず、世に大勢いるハルキストたちの足元にも及ばないレベルの私ですが、それでも十分に楽しめる内容でした。

これまでの翻訳作品がカラーでカタログのように紹介されており、これも読んでみたい、これも気になるなぁと読書欲をかき立てられます。
村上さんが小説家としてだけでなく翻訳家の顔も持っていることは有名ですが、とにかく量が多いです。ライフワークという言葉では語り切れないエネルギーを感じるし、世の中に翻訳ほど楽しいことはないとまで言い切っていたのにはただただすごいと思うばかりでした。
また、柴田元幸さんとの対談も非常に興味深かったです。高い知性を持つお二人の考えに触れるのは、とても刺激があって勉強になります。確かな英語力に加えて、言葉選びのセンスも問われる翻訳の世界の奥深さを垣間見ることができました。