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感想・書評『天国はまだ遠く:瀬尾まいこ』ネタバレ注意「仕事や人間関係に疲れた主人公が自殺の名所近くの民宿に…」(レビュー)。 #読書

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天国はまだ遠く 瀬尾まいこ 人生で迷ったときに

仕事や人間関係に疲れた主人公が自殺の名所近くの民宿に泊まり、民宿の手伝いをはじめ平穏な日常を送るうちに、ここにいてはいけないと考えまた都会に戻って行く。瀬尾まいこさんの小説は自分の中に引っかかっていてることの答えをもらっています。小説に書かれるくらいだから世間の人は皆同じ事を考えているのかとも思ってしまう。

主人公は自殺の名所に行こうと思っていてもなかなか実行できずにいる。嫌なことがあってもご飯は1日たてば食べてしまうし、自分の心とは反対に体が生きようとしている。ある学者が「歳をとると脳が退化して死ぬことが怖くなくなる」と言っていた。人それぞれ寿命があるから嫌なことがあっても寿命までは死なないような気がする。主人公は民宿での暮らしに満足しながらも元の日常に戻ってしまう。主人公はまだ20代だし元の日常に戻ることはあると思う。主人公の心の中に自分でも気づかない何かが生まれたのだろう。主人公には共感するところが多かった。手元に置いておきたい本の一つになった。