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感想・書評『老後親子破産』ネタバレ注意「解雇された人、会社が倒産した人、介護離職した人などが親と同居して生活がきつくなっていく実話」(レビュー)。 #読書

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「老後親子破産」を読み、自分に何ができるのかを考えた。 NHKスペシャル取材班著

目を背けたくなるような題名の本です。私がなぜ、手に取ったかは目を背けたくなるような事実を受け止めなくてはいけない。いつ自分の身に降りかかるのかも知れない。今、充実しているから、そんなこととは無縁だと思っても、あり得ないことがあり得てしまう世の中だから知らなくてはいけないのではないか?実家で1人で暮らす母のこと、生活保護の世帯が多い実家の地域を思うと、とても嫌でしたが読んでおこうと思いました。

読み進めるのが辛く、読み切るまでに1か月ほどかかりました。解雇された人、会社が倒産した人、介護離職した人などが親と同居して生活がきつくなっていく実話なのですが、昔は実家に戻れば家賃代が浮き、生活が安定したはずなのです。しかし、現在では地方の仕事がない、給料が安いことで親子共倒れになってしまうのです。日本の中央集権化の問題が浮き彫りになった訳ですが、今は一部の人たちが犠牲になっています。近い将来、地方の自治体がダメになるでしょう。税収が得られませんから。荒廃する地方を思うと、ぞっとします。私の実家の周辺もシャッター街となってしまい、年々荒廃しているように感じます。お金があれば、貯えがあれば大丈夫という考えだけで解決はできないと思います。それこそ、自分で起業し自分の家族はもちろん、お世話になった方まで助けるくらいの野心を持って生きていくくらいのパワーがないと家族すら養えないのではないかと考えます。今は大丈夫、安泰だ。俺には関係ない話だ。そんなことを言える人は誰一人いないと感じました。