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感想・書評『マタンゴ―最後の逆襲:吉村達也』ネタバレ注意「興味本位で富士の麓の樹海へ分け入った大学生たち」(レビュー)。 #読書

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「マタンゴ」 吉村達也・著 昔の映画「マタンゴ」へのオマージュでもあります。

興味本位で富士の麓の樹海へ分け入った大学生たちが、恐ろしい目にあいます。本人たちは、記憶してないのですが「マタンゴ」に感染してしまったのです。
「マタンゴ」とは、キノコの化け物で、胞子を体に取り込むことによって、体がキノコの怪物に変わってしまうのです。
昔の映画では、無人島に流れ着いた人たちが「マタンゴ」におそわれて、「マタンゴ」になってしまうという恐怖映画でした。
その時の船が、樹海の中に隠されているという話を聞いた大学生たちに起きた話です。
働き始めて、皆それぞれに活躍を始める時期になって、「マタンゴ」に感染していたのがわかってきます。一人がまず発症します。ドミノのように、発症者が続きます。
宇宙飛行士として宇宙船に乗りこんだメンバーにも、大きな異変が起こってきます。その裏には、国際的なバイオテロ計画が潜んでいたのです。
伝説の「マタンゴ」が、半世紀をへてパワーアップし、規模を大きくした話として帰ってきました。
もし・・自分のことだったらと、感情移入して読むと恐ろしい話です。