立川談志師匠の長女の松岡弓子さんの書いた介護日記「ザッツ・ア・プレンティ」はとても良かった。
落語家の故立川談志さんの長女の松岡弓子さんが書いた介護日記を本にしたものです。私は立川談志さんのファンなので興味があって、この本を買ったのですが、読んでみて、談志師匠が亡くなるまでの1年間ぐらいは壮絶な病との戦いがあった事がよくわかりました。
私も過去に介護の経験があって、大変辛い思いをしたのですが、談志師匠の家族は明るく、チーム・ワークで介護をがんばっています。介護は家族で協力するべきだと思いました。また、談志師匠が物を食べられなくても、介護している家族は交代でおいしい物を食べに行ったり、コンサートなどに行って息抜きをしています。私はそれでいいんだ!と思いました。病人に気を使っていたら、介護はとても辛いものになってしまうので、談志師匠の家族のようなやり方が正しいと思いました。また、談志師匠が病の床で書いた本は以前に読んだ事があったので、こんなに苦しい中で、師匠はあの文章を書いていたんだと驚きました。