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感想・書評「ローラ・ダラム(上條ひろみ訳)ウエディングプランナーは眠れない」ネタバレ注意・主人公のアナベルが手がけた結婚式で、花嫁の母親が死体で発見(レビュー)。 #読書

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ローラ・ダラム(上條ひろみ訳)ウエディングプランナーは眠れない

アメリカで実際にウエディングプランナーをしている著者による、ウエディングプランナーの女性が探偵役のミステリです。主人公のアナベルが手がけた結婚式で、花嫁の母親が死体で発見されるところから物語が始まります。そもそもウエディングプランナーであるアナベルが、何故探偵などすることになるかというと、最初は事故だと思われた花嫁の母親の死が殺人だと分かったからなのです。

その容疑が仕事でよく組んでいる友人のケイタラーにかかったことから、本当の犯人を捜す羽目になるのです。とても面白いと思うのは、アナベルの助手のケイトが間違った慣用句を使うことです。私は英語が得意ではないので、原作を読むなんてできない上に日本語の慣用句やことわざを英語でどのように表現するのか見当もつきませんが、うまく会話が不自然にならないように訳されていて、こういう間違いする人居るよねとクスリときます。でも私が一番気に入っている登場人物は、アナベルの隣人のリートリスです。結構高齢なのですが、元気でユニークでミステリ好きでおせっかい!度々アナベルの家を訪れては物語の展開にスパイスを効かせてくれています。重々しくなく軽い感じで読めるミステリで、気に入りました。