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感想・書評「ニュータウンは黄昏れて:垣谷美雨」ネタバレ注意・バブル崩壊、女の友情、普通の人のとんでもない被害(レビュー)。 #読書

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ニュータウンは黄昏て 垣谷美雨(かきや みう)  バブル崩壊、女の友情、普通の人のとんでもない被害

垣谷作品は40~50代の女性が読んで、そうそう、分かってる~と思うものが多いのではないでしょうか。今回の話はバブル期に購入した都心まで30分と言われていた青葉団地というニュータウンに住む織部頼子、娘(琴里20代)を縦軸に書かれています。琴里は大学を奨学金で卒業し、働いてお金を返そうと思っていたら入社前に会社が倒産。実家の団地に住みながらアルバイトをして奨学金を返しています。母頼子は、夫の収入だけでは足りないのでパートをしながらローン返済をしています。売りたくても売れない自宅に苦悩しています。

購入した時は5200万、6000万したのが、少し下がって今が底値。都心にも短時間で、始発に乗れるなどいいことばかり言われたのに、今となっては売値が1500万位、底値と言われた時はバブル崩壊の始まりだったのです。30分は昼間の特急がある時間だけ、始発の話は購入後すぐに路線が伸びてしまったのです。もう悔しさいっぱいで日々をお金のことを常に考えて生活を切り詰めています。
娘琴里は、子供の頃一緒にニュータウンで過ごし、今は引っ越している三起子と明美と久しぶりに人生の中で絡まってきます。久しぶりに三起子が会おうと言ってきて、そこには彼を連れてきました。来るはずだった明美は来ず。彼氏は黛(まゆずみ)は大人っぽいお金持ちそうな男性。三起子とオペラに行こうとしていたのに、行けなくなり、代わりに琴里に行ってほしいと三起子。その後よくある展開かな~と思いきや琴里の不幸が始まります。
黛のお金持ちぶりは、よくある話じゃないけれど、話の中でのエピソードや登場人物たちの語ること、リアリティーがあってそうそう、ありだよね、と思いました。またつきぬけて、開き直り気味で、でもその先のいろんなことがあったも引き受けて生きていこうとする人たちの姿をみて、スカッとしました。

ありがとう寄稿。

事件の解決に向けて急加速する展開にもなってくるものです。その中でもカギになってくる部分も見所が満載にもなってくるものです。

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