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おすすめコミックランキング1位「ぼくらのへんたい」感想ネタバレ注意!女装をする3人の少年が出会い、恋をし、変化していく物語…面白い漫画を紹介! #COMIC

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男の娘3人、三角関係。「ぼくらのへんたい」

思春期の少年少女とは、はかなくてやさしくて残酷で、なんとも魅力的な存在です。
今回はそんな思春期真っ只中な漫画を3つ、おすすめさせていただきます。

3位「透明人間の恋」/安藤ゆき

集英社。表題作を含む5編の短編集。
これぞ少女漫画!というキラキラふわふわと、自分も経験したような恋の苦味がバランスよく配置されています。

個人的に一番のお気に入りは、表題作の「透明人間の恋」。テンポの速い物語の中に、しっかりと主人公の想いがストレートに描かれていて印象的。
表紙のイラストにも注目していただきたい作品です。

2位「ライチ☆光クラブ」/古屋兎丸

太田出版。これぞアングラ、な作品。原案は東京グランギニョルという劇団の同名の舞台演劇。
思春期真っ只中な少年たちの野望と、欲望と、羨望が「これでもか!」と詰め込まれています。
グロテスクな描写が多くあるため、血しぶき苦手です…内臓嫌いです…という方は避けてくださいね!!
現実離れした設定、舞台背景にも関わらず、物語を進めていくのは、「自分を認めてほしい」「居場所を守りたい」「女の子に触れてみたい」などという、思春期少年にごくごくありふれた感情。この対比が実に見事です。
そして彼らの邪な感情を浮き彫りにさせる、美少女カノンと人工ロボットライチ。
読後クラクラしてしまうほどの明暗コントラストは病みつきになります。

1位「ぼくらのへんたい」/ふみふみこ

徳間書店。各々の理由により女装をする3人の少年が出会い、恋をし、変化していく物語。
現在も連載中で単行本は6巻まで発売中。
著者独特の、柔らかくてかわいらしい絵柄とは裏腹に、痛くて、胸が苦しくなるような展開が繰り広げられます。
自分の性とはなんなのか、から自分とはなんなのか、につながり始める少年少女の葛藤が、優しく私たちの心をえぐっていきます。でも読むことを止められない、そんな魔力を持った作品です。
今後の展開もまったく予想ができず、彼らの幸せを願いながら続刊を待つ日々です。

以上、おすすめのコミックス・ランキング3でした。
マイナーどころを攻めすぎたかな…?とも思いますが、どれも素晴らしい作品。
少しでも興味を持っていただければ幸いです。