みんなの読書ブログ

みんなの読書記事を更新します。

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感想・書評『「この世の春」下巻 宮部みゆき・著』ネタバレ注意「主人公の多紀が男性陣にモテモテ」(レビュー)。 #読書

多重人格であることが判明した重興ですが、無垢な少年として登場する琴音、いやらしさをまとった女、羅刹と名付けられた凶暴な男、このすべてのキャラクターが見事だと思いました。

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感想・書評『「この世の春」上巻 宮部みゆき・著』ネタバレ注意「北見藩藩主である北見重興は、成り上がりの伊東成孝を」(レビュー)。 #読書

北見藩藩主である北見重興は、成り上がりの伊東成孝を重用するなどして家老衆の反感を買い、強制的に隠居させられるところから物語は始まります。この押込には裏があり、実際の理由は重興が精神を病んでいることにありました。

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感想・書評『「籔医ふらここ堂」 朝井まかて・著』ネタバレ注意「診療所の庭にブランコのある江戸時代の医者の話」(レビュー)。 #読書

「ふらここ」とは、ブランコのことです。診療所の庭にブランコのある江戸時代の医者の話です。ブランコのように、ふらふらと自分勝手な医者に、娘の「おゆん」は振り回されてばかりいます。母を早くに亡くし、近所の人たちに支えられて育ちましたが、今ではわがままな父親の診療所を支えています。

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感想・書評『京都烏丸御池のお祓い本舗:望月麻衣』ネタバレ注意「木崎朋美が、ジョニー・デップ風イケメン弁護士の城之内隆一にバーでスカウト」(レビュー)。 #読書

彼氏にフラれ会社もリストラにあった木崎朋美が、ジョニー・デップ風イケメン弁護士の城之内隆一にバーでスカウトされて弁護士事務所で働き始めるが、実はその事務所の実態はなんとお祓い本舗!美少年高校生バイトの高橋海斗と共に魑魅魍魎を退治していく、という話です。

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感想・書評『「祝山」加門七海・著・ホラー作品です。』ネタバレ注意「話はさりげなく始まっていきますが、どんどん怖くなっていくホラー」(レビュー)。 #読書

話はさりげなく始まっていきますが、どんどん怖くなっていくホラーです。「祝山」とは、じつは「いはい山」(位牌山)なのです。

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感想・書評『スペシャリスト3-4 相田冬二、戸田山雅司 冤罪刑事が捜査するのが面白い』ネタバレ注意「この小説はあらすじだけでも面白い」(レビュー)。 #読書

この小説はあらすじだけでも面白いです。
宅間という刑事はとある事件の犯人だと誤解され、逮捕されて10年も刑務所で暮らす羽目になってしまいます。その被害者が意識を取り戻し、宅間が犯人ではないと話したことで宅間は冤罪であったことが判明しました。その時点で宅間はなんて可哀想なのだと感じました。

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