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感想・書評『耳袋秘帖 馬喰町妖獣殺人事件・風野真知雄・著』ネタバレ注意「根岸肥前守が謎を解き、巨大な悪に挑む、不思議殺人事件シリーズ」(レビュー)。 #読書

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「耳袋秘帖 馬喰町妖獣殺人事件」 風野真知雄・著

「根岸肥前守」が謎を解き、巨大な悪に挑む、不思議殺人事件シリーズです。
訴訟で江戸へ出てくる人たちのための「公事宿」が、たくさんある馬喰町に「マミ」という化け物が出たとの騒ぎが起こります。
しかも調べのお白洲の場で、ケモノにのどをカミ切られて、公事師が亡くなります。あっという間の出来事で、ケモノがお白洲に出たとの噂が立ってしまいます。
その前には、無理やり作られたと思われる「馬喰町七不思議」を、手下に調べなおさせている「根岸肥前守」です。その「七不思議」には、一つだけ「隠したいこと」を、不思議話になぞらえて、隠しこんでいました。
その話と、お白洲での不思議な殺人事件とが、つながってくるのです。「わざと作った不思議な話」が、「根岸肥前守」におかしいとの気持ちを抱かせ、事件の解決に向かうのです。
「根岸肥前守」の、頭の中はどうなっているのでしょうか?あっという間に、集まった材料から、謎を解き明かしてしまいます。
その謎ときが、気持ちが良くて、このシリーズを次々と読んでしまうのです。次はどんな不思議に出会えるのか?楽しみです。