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感想・書評『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部・兵士の娘I/香月美夜 著』ネタバレ注意「AmazonプライムでKindle版1巻が読み放題」(レビュー)。 #読書

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本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部「兵士の娘I」/香月美夜 著

元々はWeb小説。友だちに面白いと勧められて、Web版の方はひまひまに読了。内容は面白かったんですが、文体の作りが甘いのが気になり、(まあWeb小説だしね…)とウエメセで、紙の本を買うまでもないかなあと思ってました。
そんな折、AmazonプライムでKindle版1巻が読み放題だと知り、なんとなくダウンロード。実はWeb版と文庫版ではどれくらい違うのか、ひそかに気になってたんです(笑)。
結構違ってました!
とくに導入部などは、あらすじ状態だったWeb版に対して、ある程度しっかりとした肉付けがしてあって(多少の設定変更もあり)、無理のない展開に。結構添削されたのかな…。
物語は、病的なほど本を読むのが好きな主人公が、アコガレの職業であった「司書」就職前に事故で亡くなり、本のない?異世界に「貧民の虚弱な子ども」として転生する、という、最近のラノベではありがちな「異世界転生モノ」です。
しかし、本がなければ作ればいい、というスローガンのもと、「貧民」「虚弱」「幼女」という三重苦を、どうやって乗り越えていくのかは、モンスターを倒す勇者系とはちょっと違った切り口で、興味深かったです。ラノベというより、昔懐かしい「コバルト」系に近いのかも。
Web版は、作者自身が「最初の頃の主人公の性格が最悪で気分が悪くなるかも」と注意書きされていますが(笑)、書籍版は若干マイルドになっているような気がしました。イラストや町の地図なども入っているので、ビジュアルとしても想像しやすいかも。
Web版にはない書き下ろしが2作収録されています。