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感想・書評『耳袋秘帖 人形町夕暮殺人事件:風野真知雄・著』ネタバレ注意「妖しい話を、「根岸肥前」が書き留めた「耳袋」が絡んできます」(レビュー)。 #読書

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「耳袋秘帖 人形町夕暮殺人事件」 風野真知雄・著

「耳袋秘帖」シリーズです。妖しい話を、「根岸肥前」が書き留めた「耳袋」が絡んできます。
いつもだとすぐに解決に至る道筋が見えてくるのに、今回の「根岸肥前」は、不調です。何かの病にかかったのかと、皆が心配していますが・・今回の殺人事件と、関わっていたのです。
三つの死と、傍に落ちていた「ひとがた」とが、殺人の堂々巡りを引き起こしたのではなかろうかと、推理されますが、解決には至りません。
一人は胸に杭を打ち込まれ、もう一人は首を絞められ、三人目は毒を飲んで・・3件の殺人です。それぞれの「ひとがた」が、それぞれの殺され方にあてはめられた様子で、ずらしておいてあり、「三すくみ」の三角を描くような事件なのです。
「根岸肥前」の体調は良くないです。頭がぼんやりして、昼間はウトウトとし、夜は悪夢で眠れない日が続きます。でも必ず悪事は、どこからかほころびが出てくるものです。
「根岸肥前」の寝所の床下に、仕掛けが施され、夜になると大麻が焚かれていたのが原因でした。この仕掛けを見破ることができたので、事件は解決に向かいます。
いつもの元気な「根岸肥前」ではなかったので、心配しましたが、無事に解決できてほっとしました。