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感想・書評『リカ:五十嵐貴久・著』ネタバレ注意「恐ろしい怖いホラーです。平凡な会社員が、主人公です」(レビュー)。 #読書

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「リカ」 五十嵐貴久・著 ホラーです。

とても恐ろしい怖いホラーです。平凡な会社員が、主人公です。出来心で始めた「出会い系サイト」で、「リカ」と出会います。実際に会ったわけではないのに、「リカ」は徐々に「怪物」となり、異常なストーカーとなっていきます。
確かに軽い気持ちとは言え、「リカ」に対してネットの上とはいえ、嘘をついたりしたことで、「リカ」を追い詰めたのですが、それにしては手ひどい復讐をされることになりました。
ここまでの狂気の物語は、初めてです。恐ろしいです。誰にでもこんなきっかけが、できるかもしれないという怖さがあります。逃げても逃げても追いかけてきます。ネットから逃げても、現実の住まいへ、やってきます。
主人公は追い詰められていきます。どうしようもなく主人公は反撃に出ます。反撃に出て、これでもう大丈夫だろうとなるのですが・・「リカ」は逃げ出したのです。
そして主人公の元に再び訪れるのです。単行本の時は、ここまででしたが、文庫本になった時に、この先が追加されました。
想像も及ばない悲劇がおこります。怖い!実に怖い話です。