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感想・書評『魔笛:野沢尚・著』ネタバレ注意「始まりは渋谷のスクランブル交差点での爆弾テロ」(レビュー)。 #読書

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「魔笛」 野沢尚・著 始まりは渋谷のスクランブル交差点での爆弾テロ!

渋谷のスクランブル交差点での爆弾テロから、物語は始まります。過去に起きた「オーム真理教」の話に想を得て書かれた本です。
公安がスパイを、教団に忍び込ませていた!けっして知られてはいけない事だった。この縛りが物語をよりいっそう深めています。
何度も出てくる「爆弾処理班」のプロによる、爆弾解除の手に汗を握る場面。
警察官の主人公が、「夫を殺した事件」捜査で出会った加害者の妻。教団にもぐりこんだ、心に暗いものを持っている優秀な公安の女性。
このメンバーがそれぞれに主演を張って、見どころシーン満載の「映画」を見ているような気持ちになる作品です。
ミステリーではありますが、どんな仕掛けか見破ってやろうという気分など起こす暇なく、ぐんぐんと引きこまれていきます。
読み終わってちょっと、ボォ~っとするほどです。もしこの作品が映画化されるのであれば・・どの役者を誰に当てようかと、余韻を楽しんでいます。
著者は、映画学科の卒業で、脚本家をしていたそうです。道理で映画のようにシーンが目に浮かぶわけです。