みんなの読書ブログ

みんなの読書記事を更新します。

スポンサーリンク

感想・書評『一行怪談・著:吉田悠軌』ネタバレ注意「文字量では圧倒的に少ないので、熱心な読書家には物足りないかも」(レビュー)。 #読書

【おすすめ情報】知らない人は損している!「アマゾン業務用ストア」で便利でお安く。

一行怪談(著:吉田悠軌)という新しい本のカタチ

友人にお勧めしてもらった「一行怪談(著者:吉田悠軌)」、はじめたった一行の怪談と聞いた時はどういうこと?の一言でしたが、ページを捲ってすぐに納得しました。
文字量では圧倒的に少ないので、熱心な読書家には物足りないかもしれません。非常にシンプルに、全部のページがたった一行の怪談で構成されています。
しかも驚くのは、すべてストーリーが繋がっているわけではなく、本当にその一文で完結してしまいます。たった一言で読み手をぞくぞくと恐怖に包み込んでいく感覚は、ただ本を読む、では済ませれません。何よりも読み手の想像力が重要かもしれません。頭の中で想像を膨らませることで恐怖心が増す気がしました。
霊現象だけでなく、都市伝説も混じったような「本質にたどり着いたら恐怖しかない」という新感覚を味わえます。たった一行でストーリーが出来上がっているので、この本一冊でどれだけの短編映画ができるだろうという読み応えもあります。