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感想・書評『ゼームス坂から幽霊坂:吉村達也』ネタバレ注意「幽霊でもいい。もう一度やり直そう」(レビュー)。 #読書

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「ゼームス坂から幽霊坂」 吉村達也・著 幽霊でもいい。もう一度やり直そう!

ミステリーですが、ホラーでもあります。ある日主人公が帰宅すると、子供はぐっすり寝込んでいて、妻が自殺していました!
その時に主人公が考えたことは・・自分の立場が最優先でした。自分を顧みて、きっと妻の自殺の原因は自分にあると思いますが、実はもっと深いところに原因があるのでした。
翌日に、妻が「幽霊」になって戻ってきます!そんなことって、あるわけがない!のですが、まぁこの物語の設定ですから、そのまま素直にのってください。
ホラーなのです。ちょっとファンタジーも入っていますが・・妻の自殺の原因がおいおいとわかってきます。
主人公のせいではありません。でも、自分の家庭でのあり方を反省する主人公ですが・・もう遅いのです。
もっと何とかやりようがあったのではないかと、読んでいて思うのですが、思い込んだらもう動かせない妻の気持ちはとても強かったのでしょう。
ハッピーエンドとはなりませんが、なんとかつじつまの合う物語の終わりです。主人公の生き方が、これで変わったことでしょう。