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感想・書評『けさくしゃ:畠中恵・著』ネタバレ注意「戯作者。話を作る人のことです」(レビュー)。 #読書

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「けさくしゃ」 畠中恵・著 「しゃばけ」シリーズ著者によるニューヒーロー誕生

「けさくしゃ」と言えば「戯作者」。「話」を作る人のことです。江戸の頃に、いろいろな人が「話」を作り始めています。「作家」の始まりです。
この作品の主人公は、「旗本」です。身分はあり俸禄もいただいているが、実際の仕事は・・ない!という身分なのです。時間はたっぷりあるのです。
版元(今でいう編集者)に、「戯作」を書いてほしいと迫られています。当時は幕府の統制が厳しく、「戯作」に対してもいろいろと縛りがありました。
特に身分がある者が「戯作」を書いていることがばれると、身分に差しさわりがあったのです。
身の回りにおきる不思議な出来事、なぜだかわからない出来事を、「戯作」を書くようにまとめてみることで、解決していくのです。
ある意味・・軽い感じのミステリーでもあります。江戸の頃の、「旗本」の暮らし、庶民の暮らし、出版文化の始まり等が、面白く描き出されています。
江戸の時代にちょっと出かけてみませんか?と、誘われているような気がする作品です。江戸の暮らしを覗きにいきましょう!