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感想・書評『超入門マンガパースと背景の描き方の教科書 中村仁聴(著)』ネタバレ注意「細かくポイントが記されていて分かりやすい」(レビュー)。 #読書

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超入門マンガパースと背景の描き方の教科書 中村仁聴(著):細かくポイントが記されていて分かりやすい!

趣味でマンガやイラストを描いているのですが、どうしても背景という壁にぶつかってしまい、困っていたところこの本をみつけました。まず初めに一点透視図法、二点透視図法、三点透視図法という基本的な遠近の手法を、素人にも分かりやすく丁寧に解説してくれています。

特にこの本は、解説する項目ごとに参考写真また、マンガのシーンと一緒に説明してくれるので、とても理解しやすい構成となっています。また、背景の描き方だけでなく、影の付け方、モブの描き方、コマ割りやコマの役割、効果線など、マンガに必要な基本的な技術も解説してくれていて、ただ単に背景だけを教えてくれる本ではありません。背景をベースにマンガ全体の知識を得られる一石二鳥な本です。実践する時のポイントも教えてくれるので、名前の通り教科書のようです。
本をめくって最初にプロ漫画家さんの作品が抜粋されており、背景の効果や表現方法が解説してあり、今まで流し読みしていたものに、そういう効果があったのか、と気づき、改めて背景の大切さに気付きました。