みんなの読書ブログ

みんなの読書記事を更新します。

スポンサーリンク

感想・書評『耳すます部屋:折原一・著』ネタバレ注意「ミステリー短編集・叙述ミステリーの名手」(レビュー)。 #読書

【おすすめ情報】知らない人は損している!「アマゾン業務用ストア」で便利でお安く。

「耳すます部屋」 折原一・著 ミステリー短編集

叙述ミステリーの名手と言われる「折原一」の短編集です。
気をつけて、注意して、読んでいかないと・・作者の罠にはまります。え!そんな~~と、いう展開に驚きの連続です。
だまされてしまう快感もありますが、だまされないぞ!と注意深く読み進めても、作者の罠にはまってしまう悔しさもあります。
預かりたくない近所の小学生を預かって、とんでもない結末に向かってどんどん追い込まれていく主婦です。
読みながら主婦と、同じ気持ちになりますが・・少しづつ正常から異常へと、現実がずれ込んでいきます。
結末はどうなるのだろうかと、読み進めていくと・・いつの間にか非日常の罠にはまってしまいます。そのわずかづつずれていく怖さが「折原一」の作品の一番の特徴なのです。
この怖さを味わいたくて、次の作品に手を伸ばすのですが、心して読んでいてもまた作家の罠にはまってしまいます。一体どうゆう頭の構造をしているのでしょうか?・・そこが魅力で、それがたまらなくて、次に作品に手を伸ばすのです。
味わいの違う短編が10作入っています。短編なのですぐに読み切ることができます。ミステリー初心者も手軽に読むことができる作品です。
「折原一」は、癖になります・・