みんなの読書ブログ

みんなの読書記事を更新します。

スポンサーリンク

感想・書評『阪急電車:有川浩・著』ネタバレ注意「ローカルな阪急電車・今津線が物語の舞台です」(レビュー)。 #読書

【おすすめ情報】知らない人は損している!「アマゾン業務用ストア」で便利でお安く。

「阪急電車」 有川浩・著 ローカルな阪急電車・今津線が物語の舞台です。

「図書館戦争」の大ヒット作を生んだ「有川浩」の小説です。たった8駅しかない、阪急電車・今津線が物語の舞台になります。
目次を見てビックリ!です。まるで路線図のように、駅名が並んでいます。その駅での出来事が描かれています。
一章一章それぞれが独立しているようでもありますが。その章での主人公が、別の章では大事なバイプレーヤーになるのです。
とてもよく考えられており、最後まで読むとすっきりと一めぐりして、最初に戻っていきます。
それぞれの章の各主人公が、それぞれに魅力的で、この今津線の各駅での出来事が、主人公の一生に関わっていくことになるのです。
残念ながら関東に住んでいるので、今津線を知りません。いつも利用している人にとっては、とても魅力的な小説でしょう。
コアなファンは、聖地めぐりのように、わざわざ今津線に乗りに行く人もいると言われています。
それぞれの章の主人公の中で「孫に甘くないおばあさん」の存在が、心に残ります。もう年なので、遠慮せずにものをいうことができます。
その一言が、人を救うことになるのです。各駅それぞれに良くできた話です。人間の弱さ、強さ、を描き出しています。皆がもっと幸せに生きることを願います。