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感想・書評『町の灯り・女だてら 麻布わけあり酒場10 風野真知雄・著』ネタバレ注意「完結編です」(レビュー)。 #読書

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「町の灯り」女だてら 麻布わけあり酒場10 風野真知雄・著

「女だてら 麻布わけあり酒場」の完結編です。「小鈴」を守るために隠居した元同心の「星川勢七郎」は、命を落としてしまいます。
「小鈴」の母親の「おこう」が亡くなった後に居酒屋をまた立ち上げた仲間は「源蔵」と「日之助」だけになってしまいましたが、仲間の結束は固く居酒屋は順調に続いていきます。
そんな気はなかった「小鈴」でしたが、居酒屋と、お上ににらまれた人を逃がしてやる「逃がし屋」と、両方の後を継ぐことになりました。
「小鈴」の父親もそばに住むことができ、「遠山金四郎」を味方につけ「鳥居耀蔵」の弱みを握り、これからは無事に生きていけそうなところで、大団円を迎えました。
たとえ敵役でも、なかなかの魅力があり、人物設定が良く描かれています。江戸の町の庶民の暮らし、居酒屋での楽しみ方など、実際に江戸の町に暮らしているかのような気分になれる小説です。
簡単なものですが、居酒屋でのメニューも気になります。江戸の庶民は何をどう食べていたのか?の疑問にも答えています。
今の食事と基本的に違いはないのですね。楽しく読めて、江戸の知識にも詳しくなることができます。