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感想・書評『悪魔の辞典アンブローズ・ビアス著、西川正身編訳』ネタバレ注意「のちに芥川龍之介の作品にも多大なる影響を与えました」(レビュー)。 #読書

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悪魔の辞典アンブローズ・ビアス著、西川正身編訳

悪魔の辞典はビアスというアメリカの作家、ジャーナリストで彼の代表作です。
この作品はのちに芥川龍之介の作品にも多大なる影響を与えました。
私は両方読みましたが、やはり本作の方が断然面白いです。
この作品のパロディ作はたくさん世の中に溢れているのですが、これを超える作品はもう出てこないと思います。
悪魔の辞典は、一般の辞書と少し違いその言葉の意味をストレートに書くのではなく遠回しに、皮肉に書いています。
毎ページ必ず、クスッと笑える単語が出てきます。
特に皮肉家、ブラックジョークが好きな方は必読です。
普段あまり本を読まないという方にも読みやすいかと思います。
しかし、中には時代背景を知っておかなければ意味がわからないものもあるので注意です。
私は、無知のため完全には理解できませんでしたが、この本の良さと面白さは理解できました。
私が好きな、気に入った単語は「銀行預金」「口軽なこと」「経済」「一年」「外国語通」「虚無主義者」「結婚」「首都」「ずうずうしい」「その場にいない」「誕生」...など書き出すとキリがないのですが、(ここに挙げた言葉はご自身で読んで確認してください!)中でも私の一番のお気に入りの言葉は「その場にいない」です。
以下はこの言葉の説明文です。
「友人や知人からの攻撃にさらされている。
中傷されている。
悪口を言われている。」
説明文に納得の一言です。
私も今どこかで何か言われているかも....
そして、この本は日本語と共に英単語(例えば昨日:yesterdayなど)が記載されているので、もう普通の英単語帳で英語を勉強するのには飽きたという人は、これで勉強するとモチベーションが上がるかもしれません。