みんなの読書ブログ

みんなの読書記事を更新します。

スポンサーリンク

感想・書評『タイタニック 百年目の真実。チャールズ ペレグリーノ著』ネタバレ注意「事故当時から現代までの挿話集です」(レビュー)。 #読書

【おすすめ情報】知らない人は損している!「アマゾン業務用ストア」で便利でお安く。

「タイタニック 百年目の真実」。チャールズ ペレグリーノ著。これまであまり聞かないエピソード集。

1912年のタイタニック号沈没事故から百年を機に発表された、海底探査時の記録と、これまであまり聞かなかった事故当時から現代までの挿話集です。
興味深い挿話としては例えば、夫と死別して正当な方法で財産を相続したかった一等女性客、ライトラー航海士の笛が博物館へ寄贈されるまでの経緯、胎児として乗船していたと主張する自称最年少の乗客など、初めて耳にする話も多くありました。また、2003年のドキュメンタリー映画「ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密」を観たことがあり、海底探査時の話題など記録映画の裏話にも興味を引かれる内容でした。
一方で、海底の船体残骸に十字架形の部品があると宗教の議論やら2001年の同時多発テロの思い出話が始まったり、日本人乗客の話が出ると福島の原発事故に言及したりなど、話題が恣意的で散漫な印象もありました。そこは読み手の方が適切に読み飛ばす姿勢が求められる所だったと思っています。