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感想・書評『アラミスと呼ばれた女:宇江佐真理・著』ネタバレ注意「江戸から明治へ変わっていく中、努力して生き抜いていく主人公を描いています」(レビュー)。 #読書

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「アラミスと呼ばれた女」 宇江佐真理・著

長崎の出島で働く通詞(通訳)の父親から、英語・仏語を教えられた少女が、父親の主人筋の「榎本武揚」と出会います。
攘夷運動・大政奉還・戊辰戦争をへて、江戸から明治へ変わっていく中、努力して生き抜いていく主人公を描いています。
北海道へ渡る「榎本武揚」から乞われ、仏人の通詞として、同行します。女性では雇ってもらえないので、男装して同行します。
その時に仏人から呼ばれていたニックネームが「アラミス」です。「三銃士」の名前から名づけられて、呼ばれるようになりました。
慕っていた「榎本武揚」との間に、子ができ江戸に戻されてしまいます。これで永のお別れと思っていたところ、「榎本武揚」は、殺されずに新政府の要人となります。
結局は一緒になれることもなく、別れたままの悲恋で終わります。二人の間の娘は幸せな結婚をして新しい暮らしに踏み出すことができました。
「榎本武揚」を慕いつつも、一緒になることがかなわなかった主人公は、懐かしい長崎に戻ることを決めるのです。
テレビドラマにでもしてほしい主人公の一代記です。読んでいる途中からは、あの役者をこの役にとあてはめつつ楽しく読了しました。