みんなの読書ブログ

みんなの読書記事を更新します。

スポンサーリンク

感想・書評『君たちはどう生きるか:吉野源三郎』ネタバレ注意「主人公「コペル君」は色々な体験をしながら自分なりの考えをめぐらし」(レビュー)。 #読書

【おすすめ情報】知らない人は損している!「アマゾン業務用ストア」で便利でお安く。

人生に一度は読むべき一冊!:『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎)

誰しも一度は「自分はどう生きるか」を考えたことがあると思います。そんな時、自己啓発本や自己啓発セミナー、あるいは宗教やスピリチュアルに答えを求める人がいます。

しかし、周りの人に答えを与えられても、自分の生き方には繋がりません。それは自分の体験に基づいて考えることをしていないからです。『君たちはどう生きるか』は少年少女向けの図書として書かれながら、今なお多くの人に生き方を考えさせる名著です。この本の中で、主人公「コペル君」は色々な体験をしながら自分なりの考えをめぐらし、それを「おじさん」に話していきます。コペル君の考えには拙い部分が多いのですが、自分なりに頭を使って得た答えはコペル君の生き方を形作っていくのです。そして、コペル君に考えることを促すのは、ビルからの眺め・赤ちゃんの時に飲んでいた粉ミルク・学校でのいじめ・友達を裏切ってしまった体験など、とても身近な出来事ばかりです。逆に言えば、ありきたりな出来事から生き方は考えられるのであり、何も自己啓発や宗教に頼る必要はないのです。『君たちはどう生きるか』は子供から大人まで、全ての「生きる」人が一度は読んでおくべき名著です。