名作を読むための羅針盤:『図解 里見八犬伝』(犬藤九郎佐宏)
日本最大の古典文学『南総里見八犬伝』。江戸時代のライトノベルとも言うべき『南総里見八犬伝』は現代人でも面白く読める古典文学です。しかし『南総里見八犬伝』は登場人物が多く、物語が複雑に絡み合っているため、何の基礎知識もない状態でチャレンジすると挫折してしまうでしょう。『南総里見八犬伝』を初めて読む時には基礎知識があると読むのがラクになります。
『図解 里見八犬伝』は『南総里見八犬伝』の大まかなあらすじ、登場人物の来歴・活躍・最期、『南総里見八犬伝』に現れる事物に対する解説、『南総里見八犬伝』の名場面を紹介してくれている1冊です。この本を読むだけで『南総里見八犬伝』の世界が手に取るように分かり、『南総里見八犬伝』をスラスラと読めるようになります。文章は完結で図版も豊富なので、まるで図鑑を読んでいるかのように楽しく読み進めることができます。小学生でも楽しく読むことができるでしょう。『図解 里見八犬伝』は『南総里見八犬伝』を読むすべての人にとって、良き羅針盤なのです。