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感想・書評『ユニット、佐々木譲さん』ネタバレ注意「辛い過去を持った男女が出会います」(レビュー)。 #読書

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ユニット、佐々木譲さん。ユニットが組まれ絡み合う作品です。

佐々木譲さんのユニットを手に取りました。
出版時期はかなり前の作品です。
主人公は二人。
辛い過去を持った男女が出会います。そこから生まれる愛情やピンチがうまく絡み合っていて面白いです。
一人の主人公は、真鍋という男性。
彼は、過去、十七歳の少年に妻と子を殺されています。
もう一人の主人公は、裕子。
彼女は、夫にDVを受けています。
真壁は少年に復讐すべく、動き出すのですが、真壁に悪いことはしてほしくない、とヒヤヒヤしながら読み進めました。
裕子は、子供を連れて夫から逃げているのですが、その夫がかなり怖いです。
夫は警察官なのですが、それを利用してあの手この手で裕子を追い詰めようとします。
それが、最終的には殺人まで繋がってしまいます。一線を超えた瞬間、あまりにも簡単に人が死んでいくので、さらに恐怖感が増しました。
そして、真壁を逆恨みして追いかける、元少年も恐ろしい。力加減が分からず簡単に人を殺す姿を読んでいると、なぜ早く出所できたのか分からないほどです。
少年法や、DVなど重いテーマを扱っていますが、文章は読みやすくサクサク読めます。
かなりオススメの一冊です。