リバース 湊かなえ やはりこの作品もイヤミスでした
湊かなえ(みなとかなえ)さんと言えばイヤミスの作品を作られることで有名ですが、2017年4月からのクールのドラマとしてリバースがドラマ化されるということで、結末が気になり先に小説で読んでしまいました。
タイトルであるリバースの意味が読み終わった今なら1つの意味だけではないことが、容易に想像できます。また、最終的に犯人に至るまでに私は薄々感づき始めていましたが、どうかそんな結末にはしないでくれと願うほどでした。そこは、相変わらずイヤミスで、本当に後味の悪い感覚が残りました。小説の表紙にも物語の重要なポイントである、コーヒーが描かれており、本当に小説の細部にまでこだわっている作品だと感じました。ドラマ版では小説には登場しない登場人物などもいるので、微妙に内容は変わってきそうに思います。
伏線が小説の中の様々な言葉の中に張り巡らされていて、一言一言に注意して読み進めていかなければ、最後の結末にたどり着けないなというふうに感じました。