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感想・書評「聖の青春:大崎善生」ネタバレ注意・死を見据えて生を全うした棋士の物語(レビュー)。 #読書

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聖の青春 大崎善生 死を見据えて生を全うした棋士の物語

将棋の名人を目指しながらもネフローゼという腎臓の病の為、29歳の若さで亡くなった村山聖の生涯を綴ったノンフィクション小説です。
幼い頃から死と隣り合わせの生活をしてきた村山さんは一瞬一秒に命を懸けて対局に臨みます。その熱く生きる姿に現在の羽生名人を始めとする同世代の天才達が触発され高みを目指していく様にはこちらも胸が熱くなります。
また、村山さんの師匠となる森信雄さんとの仲睦まじい師弟関係には年齢や立場を超えてお互いを心から慈しむ気持ちが溢れていてとても感動します。
また、実際にあったエピソードの詳細さは読み応えがあり、その資料の多くが村山さんのお父様が彼の死後、懸命に集めたものだと知り、その愛情の深さにも胸を打たれました。
そして何より著者、大崎善生さんの言葉遣い、文章の美しさがこの作品が単なるノンフィクション小説に留まらず、今でも名作として残っている理由だと思います。
昨年は松山ケンイチ主演で同名小説が映画化され、また今年3月から上映される「3月のライオン」というマンガ原作の実写映画にも村山さんをモデルとした二階堂晴信というキャラクターが登場します。彼の熱い生き様を見てることで、自分は後悔のない生き方をしているだろうか?と考えるきっかけになると思います。