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感想・書評『知ろうとすること:早野龍五、糸井重里著』ネタバレ注意「科学的な考え方を教えてくれた本です」(レビュー)。 #読書

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「知ろうとすること」早野龍五、糸井重里著。科学的な考え方を教えてくれた本です。

東日本大震災後、東京電力福島第一原子力発電所の放射線量データをグラフにしてツイートを始めた物理学者の早野龍五さんと、Twitterで知り合ったコピーライターの糸井重里さんの対談です。私は科学に疎く、原発事故後も線量やなんやということが、いつまでたっても理解できずにいました。それでも少しでも理解しなくてはと、色々な本を読み漁っていました。

しかし著者によって表現はさまざまで、何が正しいか、より混乱していくような気がしていました。そんなころ、この本が出版される前の、ほぼ日刊イトイ新聞での対談を読みました。びっくりするほど腑に落ちたのを覚えています。感情的になるのは仕方ないけれど、そんな自分の心を認めた上で、事実をそのまま受け止めることがいかに大切かわかりました。本が出版された時、迷わず買いに行きました。今も時々読み返しています。考え方が偏りそうになっている時、科学的な物の見方を取り戻したい時に読みます。まったくの文系で、数字やデータを見ても思考停止してしまいそうな人に、入門としてぜひオススメしたいです。