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感想・書評「西鶴と浮世草子研究vol.1:中嶋隆・篠原進 編:古典文学とメディアの蜜月」ネタバレ注意・「リンボウ先生」こと林望氏が自分と江戸時代の文学との関わりを(レビュー)。 #読書

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『西鶴と浮世草子研究vol.1』(中嶋隆・篠原進 編):古典文学とメディアの蜜月

日本の文学研究者がお互いの意見を表明しつつ、一般人にも楽しんでもらえるような雑誌を作る。そんなコンセプトではじまった『西鶴と浮世草子研究』の1冊目。

井原西鶴の作品に関する研究や作品紹介が充実しているばかりでなく、「リンボウ先生」こと林望氏が自分と江戸時代の文学との関わりを思い出話とともに語り、幻冬社の名物編集長の見城徹が紙媒体はネットには負けないと啖呵を切った豪華インタビュー企画には驚きです。やはり時代の最先端を行く人の言葉は切れ味が鋭く、そんな言葉を引き出していく研究者の方々も見事です。また本書には西鶴の浮世草子作品の全ての挿絵が収められた特典CDが同梱されています。画像データだけでなく解説が付されていることから、全くの素人の私でも「これが江戸時代の挿絵か」と興味深く見ることができました。『西鶴と浮世草子研究vol.1』は研究者だけでなく一般読者に読んでもらえる研究冊子というコンセプトに偽りない、見事な1冊に仕上がっていると思います。一流の研究者と斬新な企画とのコラボレーションで久しぶりに新鮮な気持ちになりました。