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一番、作品の中で好きなのは、アンを引き取ったマリラだ…感想・書評「赤毛のアン:ルーシー・モード・モンゴメリ」ネタバレ注意(レビュー)。 #読書

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赤毛のアン ルーシー・モード・モンゴメリ 感動の一冊

言わずと知れた名作を、今更ながら読んでみた。舞台はカナダのプリンス・エドワード島。1人の赤毛の少女が、男の子と間違えられて老兄妹に引き取られる所から話は始まる。アンの想像力の豊かさと、人生に対する希望、人々の優しさが胸にしみる一冊だ。
私が一番、作品の中で好きなのは、アンを引き取ったマリラだ。子供から見ると、怖い、厳しいだけの少しいじわるなオバサンなのかもしれないが、物語の終始に彼女の愛情深差がちりばめられていて、少女時代を終え、大人となった読者ならばマリラの一喜一憂に共感できる。一番好きなシーンは、暖炉の前で空想にふけるアンを、普段なら絶対に見せない愛情に満ちた眼差しでマリラが見つめている、という一こま。マリラは愛情を表に出すことは神に悪いとまで考えているようで、決して表だってアンを可愛がることはしないが、優しいマシュウとはまた違った、表に現れないこその痛いほどの愛を感じ取ることができる。
非常に感動的な一冊だ。