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感想・書評「本朝二十不孝:井原西鶴」ネタバレ注意・真っ当な人間が最後に報われる(レビュー)。 #読書

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『本朝二十不孝』(井原西鶴):真っ当な人間が最後に報われる

日本独自の考え方である孝。親や目上の人や自分の周りの人に敬意をもって接するという孝は江戸時代の道徳の根幹でした。そんな中、井原西鶴が書いたのが『本朝二十不孝』です。タイトルに「不孝」とあるように、孝の考え方を持たない人間がどんな人生を送るかを描いた作品です。

ここに登場する人物は必ず私利私欲のために他人を蹴落とす人間であり、現代人からみてもロクでもない人物ばかりです。こういう人間の末路はまともなものではなく「不孝」な人間の末路は悲惨な結果に終わります。教訓性が強く打ち出されてはいますが、現代人からしても結末が妥当に感じられることが多く、西鶴作品の新しさに驚かされます。また「不孝」な人物と「孝」の人物が一緒に描かれ、不孝な人物は没落し、孝の人物は反映するという展開も見られます。人の道に反しない真っ当な人間こそ、最後には報われる。今では軽視されて忘れられつつある考え方を『本朝二十不孝』を読んで、もう一度思い出してみてはどうでしょうか?