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感想・書評「残念な教員ー学校教育の失敗学:林純次著」ネタバレ注意・新聞社を経てフリーランスジャーナリストに転身した後に教員となり、そこで体験した事など(レビュー)。 #読書

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残念な教員ー学校教育の失敗学 林純次著についての本当に残念な気持ち

この本を手に取ったのは、先週金曜日であった。書店に平積みになっていてタイトルが強烈だったので読んでみることにした。内容は、著者が新聞社を経てフリーランスジャーナリストに転身した後に教員となり、そこで体験した事などや他の教員の事例などが書かれている。

本書については、帯表紙に「教え方を知らない教員が8割」と大きく書かれており、鈍感教員、学ばない教員、学べない教員、コミュニケーション不全教員、理念欠如教員といった残念な教員の事例などが最初に論って書かれている。全体を通して読んでみると、この本は一見頷けそうでそうでないということに気付く。まず、中学高校の教員の実態というものについて、大事な点が抜けている様に感じた。教員は教壇に立って授業をするだけが仕事ではないということは、私が中学高校時代に学校の先生を見ていても感じられたことである。教材研究、部活動の顧問、放課後や休日の市内での見回り、課外授業といった、正規の授業以外の活動が多いので、現場の教員が本書に書かれている様なことを実践する、例えば各章に挙げられている参考文献や本文中に挙げられている文献など多くの文献に目を通すことだけでなく日々の読書量を大幅に増やすこと、その他自分の行った授業を録画して後で見直すといったことを本気で実践しようとするのは困難というよりも、体調に異変をきたす位過酷であり、厳しすぎる様に思われた。また教員になっている者について、幾らかの大学名を挙げ、その大学の各学部の偏差値を挙げて教育学部の偏差値が低いということを挙げているが、教員採用試験に合格し教員になっている者は、教育学部出身者とは限らない上、試験の受験者自体が理学部や文学部などの他学部出身の者と競合しているという実態を無視して書かれている。その他では、現在教員として活動している著者については最終学歴は書かれているが、現在勤務している学校名は書かれていないのも気になるところである。全体的に、著者の自慢話やいい加減な記述が目立つように思われた。中学高校時代、場合によっては小学校時代に教員との間で嫌な思いをした人が読むと溜飲が下がるということもあると思われるが、この様な本の内容を鵜吞みにして、学校という特殊な社会の事情を解った気になるのは早計な気がした。どちらかというと極端な事例が多いので、読後感は余り良くなかった。

ありがとう寄稿。

しかし佐山サトルを美化しすぎているのでガッカリの内容でした。

アナザーストーリーズ タイガーマスク伝説/テレビ感想&あらすじネタバレ注意・佐山サトルを美化しすぎているのでガッカリの内容。 #TV | みんなのレシピ・お料理ブログ。