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感想・書評「きみはポラリス(三浦しをん著)」ネタバレ注意・短編集で非常に読みやすかったです(レビュー)。 #読書

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きみはポラリス(三浦しをん著)に感動しました。

先日買った、三浦しをん著の「きみはポラリス」で、どうしても誰かを愛してしまう喜びややるせなさに感動しました。
もともと、三浦しをんさんの作品が好きで、たくさん読んでいます。
この作品は、三浦しをんさんでは珍しい短編集で非常に読みやすかったです。
しかし、読みやすいだけではないのが、この本の素晴らしいところだと思います。
ひとつひとつの作品が、濃密で一つの物語りを読み終わったときに、一冊の小説を読み終わったときのような満足感がありました。
もともとは、小説雑誌の連載やWeb小説として発表されたものを一冊にまとめていることから、この読みごたえには納得です。
バラバラに発表された短編を集めた作品だと、カラーもバラバラになりがちなのですが、そこが三浦さんのすごいところです。
物語り自体は全く別物なのに、文章のテンポ感や、登場人物の描写などの軸がしっかりとしており、三浦さんらしい一冊となっています。
様々な愛の形を通して、誰かを愛してしまう自分にも気づかせてくれる作品でした。