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女帝の手記/最終回・結末感想ネタバレ注意!あらすじ・奈良時代の孝謙・称徳天皇の一生を描いた歴史漫画です…。 #漫画

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「女帝の手記」道鏡に抱いていたイメージが変わりました

「女帝の手記」は、奈良時代の孝謙・称徳天皇の一生を描いた歴史漫画です。称徳女帝といえば、道鏡とのスキャンダルで有名で、道鏡というのは怪僧ラスプーチンのようないかがわしいイメージを持っていたのですが、この漫画でイメージが変わりました。

道鏡は素直な人柄で、女帝との関係も純愛であったという設定なのですが、孤独な権力者である女帝が彼の優しさや素直な人柄に癒されただろうということはとても納得がいきました。最後は女帝が亡くなって、道鏡は失脚し、流罪となるのですが、2年後に道鏡も女帝の後を追うようにして亡くなってしまいます。「悪い人じゃないべ」という、配流先での農民の人たちの道鏡への言葉が、心にしみいりました。道鏡の存在は藤原家にとっては都合の悪いものだったので、称徳女帝とのスキャンダルが後の時代に流布されることになった、という最後の解説はとても説得力がありました。それまで抱いていた道鏡へのイメージが変わったシーンです。