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おすすめコミックランキング1位「お父さんは心配症」感想ネタバレ注意!岡田あーみんのぶっ飛んだハイセンスなギャグ漫画…面白い漫画を紹介! #COMIC

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お父さんは心配症は最高にぶっ飛んだハイセンスなギャグ漫画

私のおすすめの漫画は少し前の少女漫画です。ただ堂々と少女漫画と呼んで良いものか…。皆さまが思い描く恋だの愛だの乙女チックラブストーリーな要素はほぼない、岡田あーみん先生の最高傑作です。当時一応りぼんに掲載されていたので少女漫画ではあるのでしょうが、作風が少女が見るものにしてはキテレツというか、とにかく当時まだ少女だった私にはかなりセンセーショナルなハイセンスギャグ漫画でしたのでご紹介します。

3位「こいつら100%伝説」こちらは忍者修行をする、極丸(きわまる)まん丸、危脳丸(あぶのうまる)が敵に命を狙われている白鳥城の姫、姫子を守るという話。と言ってもアクションものではなく、バトルも殆どなし。最初はそんな切り口でストーリー展開するも段々とその設定を無視した話となっていきます。ただひたすら三人が引き起こすあり得ない事件に姫子が巻き込まれ、なんなら忍者設定もほとんど意味なし。また戦国時代の設定にも関わらずサイボーグが出てきたりサーフィンをしたり時代考証はぶっ飛んでいます。それは作者が戦国時代をよく知らないからとの事でそれがまた爆発的な面白さを出しています。

2位「ルナティック雑技団」まず女子中学生の夢実が学園のアイドルの天湖君の家に居候する所からストーリーは始まります。が、恋愛要素よりもひたすらギャグです。天湖君を溺愛する余り奇行に走るお母さんや夢実に恋する学園の第二のアイドルのルイが巻き起こす珍事は見る者を魅了し、一気に引き込まれます。あーみん先生の作風がこの作品によって完成されつつあったと個人的には思うのですが、以降作家活動を辞めたとの事で思い入れの深い作品でもあります。因みにタイトルにある雑技団ですが、一度も雑技団が関係するようなシーンはありません。

1位「お父さんは心配症」あーみん先生の初のコミック化された作品で、中年の佐々木光太郎が主人公の少女漫画らしからぬ異色設定。娘の典子が彼氏の北野君と仲良くするのが許せなくてどうにかして邪魔をするストーリーです。時に娘への愛が異常な行動へと駆り立て最終的には典子以外の登場人物は全員変人になります。作者の言葉遊びやギャグのハイセンスさは三作品の中でも断トツで、少々荒削りな絵もかなりいい味が出ています。最高に笑えて何度も何度も読み返したくなる作品です。
三作品とも岡田あーみん先生のものですが、彼女は作家生涯でこの三作しか出しておりません。数は少ないですが全て最高傑作です。いずれもテンポ良く一気に読めるので、少女漫画は苦手と尻込みしている方でもすんなり読めます。是非ご一読して頂きたいです。