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感想:堂場瞬一「第四の壁 アナザーフェイス3」基本、「演劇やってる人間は社会性が低い」みたいな論調ですすんで…(2014年読んだ本)

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延命 2014/02/04 [00:39]

堂場瞬一「第四の壁 アナザーフェイス3」

本番中の舞台上で脚本どおりに出演者が殺されるという、ものすごく本格(※)っぽい設定。

しかし別に衆人環視のいわば第四の壁によって作られた密室での不可能犯罪とかそういうのではなく、誰でもできる状況で起こった事件を動機とか人間関係から洗っていくやつで、で主人公の刑事が元劇団員で、容疑者と刑事として昔の仲間と向き合えるのか、みたいな…刑事ドラマ?

基本、「演劇やってる人間は社会性が低い」みたいな論調ですすんでいって、返す言葉もない。

※ 合ってるのかわかりませんが私の中ではこんな分類。
本格=主にトリックと、それに伴う犯人当てなどを楽しむやつ。まあ、金田一少年の事件簿みたいなやつ。金田一少年の事件簿みたいなやつだけど、金田一少年の事件簿みたいなやつと言うと本格ファンに怒られるやつ。
新本格=本格を踏まえたというか、本格をナナメから、ときには上から目線で見つつ書かれてるやつ。西尾維新みたいなやつだけど、西尾維新本人は新本格からも距離を置きがち。

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